いちご狩りハウスの大改造が終わりました。
最高気温31度、最低気温17度
残暑厳しい中、朝夕は少し涼しくなり秋を感じる季節と成りました。皆様も、昼間の温度と夜の温度が大きく差があるために、体調を崩したりお風邪をお召しになられないようご注意ください。
館長も今年の猛暑と苗採りの不作により、毎日朝から晩まで仕事に追われる毎日でした。写真の編集機能に不具合もあり、約1ヶ月間ブログをお休みしておりました。
気象庁によると、今年の夏は冷夏だそうです。お盆明けから雨の日が多く平均気温が低くなったからでしょう。館長的には、毎日35度を越す日々のため厳しい暑さでした。
8月9日に富士山に初冠雪が見られました。気象庁は8月末になり、この初冠雪を今年の初冠雪に謹呈しました。
8月4日から始めたいちご狩りハウスの改造工事もようやく今日で終了しました。これだけ長い間工事がかかったので、この工事費は全部合計すると4〜5百万円かかるでしょう。お客様に楽しく安心して美味しいイチゴを食べていただくためには、温暖化対策や原油の高騰対策や無農薬栽培にはこのような投資が欠かせません。
改造内容
1.二重被覆工事と遮光カーテン(重油対策と温暖化対策)
2.防虫ネットの交換と追加(サイドは0.2〜0.4mmの網目;アブラムシ、スリップスの防除。天井は、0.8mmの網目;アブラムシの防除)
3.天窓の追加(温暖化対策)
4.ビニールの交換
5.遮光カーテンの交換
写真1は、スパーソーラの表面に露が付かないようにコーティングをしているところです。スーパーソーラ無滴はコストが高くつきますが、内面に凹凸が作ってあるので、いちご狩りハウスの中に入った光が乱反射してハウス内隅々まで光が行き届きます。
写真2は、遮光カーテンを広げた時。遮光率60〜70パーセントで涼しいですよ。
写真3は、遮光カーテンを巻き込んでしまった時。冬の日照が必要な時は、遮光カーテンを閉じてしまっておきます。
写真4は、ハウスの谷に小さな天窓を付けて、暖かい空気を外に逃がします。来シーズンの3月以降は、遮光カーテンと天窓により涼しく美味しいイチゴが食べれるでしょう。
写真5は、無農薬には欠かせない防虫ネット。風通しが悪くなるほど、小さな0.2〜0.4mmの網目にしました。これで、外部からの害虫の侵入を防ぎます。