いちご狩りハウスにアブラムシ発生!

最高気温10度、最低気温マイナス2度
大変申し訳ありませんが、1月6日まで、いちご狩りのご予約は、定員に達しました。
 最近の収穫状況をみると、館長の予測より収穫が遅れております。つきましては、お客様にご迷惑をお掛けしないように早めにご予約の受付を止めました。収穫状況により、いちご狩りが可能な時は、ブログやホームページより公開して、再度ご予約ご受け付けます。
 今日からクリスマスのイチゴの発送が始まる。今日の分は無事発送完了。
明日も何とかなりそうだが、22日と23日が雨又は雪でイチゴが赤くなるのが遅れそうで23日、24日の発送が心配。
 今年も残留農薬ゼロの検査結果が出てホッとしていた矢先、アブラムシが見つかった。
 早速、発生している箇所に粘着くんを手散布して絶滅を図る。館長の会社時代の検査の経験から、一つの不良の発見からは、だいたい10倍の不良が見つかる。
 そこで、全体の害虫調査を始めるが、害虫は小さく全部の葉を調べるのが大変。しかしこれからも無農薬を継続するには、この大変な作業をしなければならない。
 やはり、調査すると害虫が次々とみつかる。ダニも一箇所見つかった。しかし、この時期にアブラムシが出るのも珍しいし、こんなに複数個所に同時に出るのも珍しい。対策に頭を悩ます!(力ずくで時間を掛けて、粘着くんを散布しなければならないのか?)
 アブラムシの天敵であるアフィパールをすぐにでも導入したいが、天敵を販売しているメーカーさんは、お正月休みに入るので年内は導入できない。結局、1月8日の到着となってしまう。
それまで、なんとか粘着くんを手散布することによりアブラムシを防除することとした。
 もう収穫が始まっていたり、腋芽採り作業があるので、全員で害虫駆除に専念することは出来ない。
 早速、24日から一名アルバイトを雇う手配をした。
 このアブラムシは、化学農薬を使用すれば一発で絶滅できる。化学農薬の偉大さを痛感すると同時に、無農薬の難しさも痛感した。
 この原因を調査する。近隣のイチゴ農園に電話をしてアブラムシに発生状況を聞くと、やはりどこの農園も発生しているようだ。
 このことから、温暖化でどこかで生きていたアブラムシが風に乗り飛来したものと思われる。当館のハウスの側面は0.2〜0.4mmの防虫ネットが張ってある、しかし現在、側面は全て保温カーテンなどで害虫が入れないようになっている。
 害虫が入れるところは、天窓か出入り口しかない。アブラムシが全エリヤに点在していることから、天窓から進入したと思われる。天窓は、防鳥ネットしか張っていない。ここが盲点であった。
 今シーズンのいちご狩りが終わる5月以降に天窓に防虫ネットを張ることとする。またお金がかかる。
 写真1は、粘着くんを手散布している。アブラムシはダニより大きく、一回の粘着くん散布では、死滅しないことが多いので、気長に3〜4回散布しなければならない。アブラムシは卵を産まないので絶滅までの期間は短くてすむ。

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