害虫との第二次大戦が終了!

最高気温19度、最低気温9度
 10月22日から、二回目の粘着くんでダニとアブラムシの駆除をしています。 
写真1のようにイチゴの株も大きくなり葉の枚数も増え、葉も大きくなったので一列300株(30M)の葉裏一枚一枚に手で粘着くんを散布するのに約3時間(一株36秒)もかかるようになりました。
 しかし、絶対に早く散布が終わるように指示することはしません。急がせると必ず手抜きが出て、全ての葉裏に均一に粘着くんを散布することが出来ません。
 また同じ列を3回、粘着くんを散布しますが、散布する人の性格(丁寧な人、雑な人、工程飛ばしをする人)が異なるので3回の粘着くんを散布する人を同じにならないように管理しております。
 このところ天気が良くなく寒いので、手が粘着くんでぬれて冷たく困っています。
 化学農薬を使用しないで生物農薬(粘着くん、ボトピカ、タフパール)を使用することは、生物農薬のコストや手間がかかり忍耐が必要と感じる毎日です。さらに粘着くんを昼間に散布することにより色々な弊害が出てきて対策をしています。
 これからも、食の安全を目指し安価な無農薬を目指す気持ちに変わりはない。
 土日に館長が抜き取りで葉裏に害虫や害虫の卵が残っていないか調査しました。一枚の葉裏を除いて害虫の卵は有りませんでした。夜令処理の一枚の葉裏にダニが一匹生きていました。
 さらに、31日に仕事の関係で何人かで急いで粘着くんを散布したところから、ダニとダニの卵がありました。明日散布のやり直しをしなければならない。
 三回目の粘着くんの散布で、いちご狩りハウスの害虫をゼロにする予定。11月2日から開始して、15日頃に終了する予定。
 写真2は、粘着くんの散布による弊害として葉がもろくなって千切れてしまう。アスカルビーに多い。
 写真3は、粘着くんの散布による弊害で、葉裏が薬害のように茶色くなってしまう。あかしゃのみつこに多い。
 写真4は、粘着くんの散布による弊害で南向きの葉が北向きになってしまった。章姫に多い。一般的に日照が少ない時は、日光を沢山吸収しようと、イチゴの葉は南に向きます。葉が北に向くとイチゴの生育が遅れます。
11月1日より皆で相談してなるたけ葉が北を向かないように散布することとした。
 写真5は、何と3日後に葉か元に戻り南を向きました。イチゴの生命力には、驚くやら感心するやら!皆で喜びました。
 写真6は、皆で粘着くんを手で散布している写真。

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