茨城県のイチゴ栽培の皆さんがご来館されました。普通処理苗の花芽文化の調査結果

山梨の天気。最高気温23度、最低気温9度
 この時期になると、他県のイチゴ栽培農家の皆さんが当館を視察にご来館されます。昨年は、清水の石垣イチゴ栽培の皆さんや秩父いちご観光組合の皆さん、神奈川県の厚木のイチゴ栽培の皆さん、石川県のイチゴ栽培の皆さんなどがご視察に来られました。
 22日は、(独)農業者大学校の草野様がご来館。現在はご両親が島根県でイチゴなどを栽培されておられるそうです。ご本人は、農業者大学校で勉強されて実家に戻られるそうです。大変熱心な方でご質問を紙に書いてこられました。
 22日は、(有)サギサカ様が主催するイチゴセミナー(21世紀塾)でお知り合いになった涌喜(ゆうき)様が遊びに来られました。
いちご狩りファンの皆様にお得な情報!”ゆうき”いちご狩り農園は、西多摩郡日の出町平井4017−3で2月頃からいちご狩りをオープンします。有機栽培で3種類ぐらいのいちご狩りが出来るそうです。甘さには自信を持たれておられましたので、是非いちご狩りに行かれると良いと思います。
高設栽培ではなく、土耕栽培です。TELは、042−597−0417
 本日は、茨城県から大貫様のご夫妻と鯉淵学園の農学部の皆さん(松根様・田山様・宮澤様)がご視察にご来館されました。三週間前からメールのやりとりをしたり、数十項目の語質問状を事前にいただくなど、過去のご視察者の皆さんの中で一番熱心な皆さんでした。10時から昼食抜きで15時頃までイチゴの栽培の話に花が咲きました。皆さんお若く、農業に魅力を感じておられて非常に館長も嬉しく思いました。このように若い皆さんが農業に魅力を感じていただければ、日本の食物の自給率の向上も図れると思います。
 それに比べて、大人(国、県、農協、経済連)の農業への将来ビジョンの無さと腐りきった官僚主義と汚職体質、さらには補助金のバラマキ体質、絶望です!
このような若い人達に農業への魅力を失わせないように、早く日本の農業政策を抜本的に改善してほしい。
 皆さん農業に従事している農家の皆さんの平均年齢をご存知ですか?何と65歳です。館長でもまだ若手の部類(笑い)?
あまりにも嬉しくて館長が、”小作”にご招待して、山梨名物の”ほうとう”を食べました。
 写真1は、大貫様ご夫妻と松根様・田山様・宮澤様です。
 写真2は、花芽文化を調査した普通処理苗の章姫。花芽文化が遅れそうな大きな株を調査する。見事な直根が出ています。今年も株を大きくしすぎたために花芽文化が遅れ11月15日頃に蕾が出てきそうです。昨年より約一週間遅れか?
 写真3は、花芽文化を調査した紅ほっぺ。思ったより根の張りが良くない。もともと直根が少ない品種。11月20日頃に蕾が出てきそう。
 写真4は、花芽文化を調査したあかしゃのみつこ。根量が少ないが直根も出ています。やや根量不足か?11月末に蕾が出てきそう。
 写真5は、花芽文化を調査したあかねっ娘(ももいちご)。一番心配していたあかねっ娘(ももいちご)にも花芽文化がしていました。根量も十分あり、直根も太く美しい!11月末に蕾が出てきそう。
 全ての品種に花芽文化が見られたので、安心する。館長のように苗の株を大きく育てると花芽文化が大幅に遅れたり、花芽文化が飛んで2月頃まで収穫が出来ないと言われている。
 しかし、株を大きくしないと大きなイチゴが収穫できないし、5月まで連続して高品質のイチゴが収穫できない。何時も心配しながら株を大きくしています。

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茨城県のイチゴ栽培の皆さんがご来館されました。普通処理苗の花芽文化の調査結果” に対して2件のコメントがあります。

  1. 大貫 より:

    こんにちは。 館長様、昨日はお世話になりました。
    私も様々な所へ研修・見学と行きましたが、その中でも
    館長の前田様は、作物への愛情溢れている熱心な方と
    お見受けしました。
    山梨の名物「ほうとう」までごちそう頂きまして
    ありがとうございます。 ちょっと熱かったですが、
    大きめのお野菜が柔らかくおいしかったです。
    P.S. 特別大きな山の無い茨城に住んでいる私にとっては、
       景色良く富士山がお顔を出している姿は圧巻でした。
       「日本のこころ」たる由縁が分かる気がします。
       館長も茨城の海に遊びに来て下さい! 
       お待ちしております!

  2. 館長 より:

    昨日はお疲れ様でした!イチゴ栽培の話に夢中になり昼食のことに気が回らなくてごめんなさいね。
    大貫様の農業への熱心な取り組みに感心いたしました。
    帰り際に、一番花をしかたなく取ってしまったことや、苗が小さかったことをお聞きしてそのことについてもっとお話をすればよかったのではと、反省しております。
    またイチゴ栽培についてお話がしたいので、是非茨城にもお伺いしたいと思っております。
    一年目ですので、あせらずにまず基本(理論的)に忠実に栽培してください。成功するのを陰ながら応援したいと思っております。

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