美味しいいちごの栽培について
山梨の天気。最低気温3度。イチゴを美味しく作るには、イチゴが喜ぶ環境を作るようにしております。イチゴの栽培環境には、天候(日照時間、温度、湿度)、水(肥料)、炭酸ガスが必要です。この3つがそろうと、光合成により炭水化物がつくられます。その他病害虫などイチゴの生育を阻害するものに分けられます。高説養液栽培施設とハウスには、それぞれ投資設備によりさまざまな条件をコントロールできます。農業は、天候に左右されるゆえんは、一番日照時間の影響が大きいからです。天候以外は、コントロールが可能です。12月上旬のイチゴは、一般的に甘さが不足します。その一番の原因が11月中旬から12月上旬の天候です。この期間は、比較的晴天の日が少ない。今年は特に一日中晴れている日が、ほとんどありません。また温度が比較的高いので甘さが出る前に赤くなり熟してしまいます。館長は、今年の収穫が例年より20日も早い12月上旬になることが分かった10月20日頃から、甘さを確保する手を打ってきました。出来るだけ、天候の悪い分、その他の環境を例年より良くすることにより、12月上旬の甘さ不足をカバーするためです。しかし先日のブログに書いたように、まだ糖度が約1度ぐらい不足していると感じております。現実的には、糖度13〜15度あるので他の農園のイチゴに比べれば問題ありません。しかし常に最高品質に挑戦と言う意味において、ベストでないと気がすみません。そこで、温度(ハウス内、地温)、肥料濃度、炭酸ガスの量や管理時間さらには葉面散布の回数などをイチゴの株と相談しながら、変更しております。これを実施することは、コスト高になるがしかたがない。さらに、イチゴの糖度が一番高いタイミングを見計らって摘み採りするようにしています。
写真1は、愛ベリーです。さすが例年より小粒と言っても約7Cmと大きいです。写真2は、サラダイチゴ。相変わらず、スリムないちごです。これで8種類のイチゴの収穫が始まりました。レッドパールのみ遅れております。
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