紅ほっぺの1.5番花が出てきました。ミツバチが少し受粉を始めました。
今年の甲府は、10月の長雨で稲刈りが遅れて、11月4日には稲刈りがあちらこちらで行われています。
稲は、穂から芽も出ず何とか刈れそうです。しかし、美味しいかどうかは不明?
農作物は、本当に天候に影響され大変です。
ようやく、秋らしくなり晴天が続き、雨続きの10月から解放されて館長もホッとしています。
11月2日までは、日本マルハナバチで受粉を行い、2日にミツバチが届きました。
ミツバチは、すぐに受粉を開始しないので、3日は、日本マルハナバチとミツバチの両方をいちご狩りハウスに放出して
受粉を行いました。
4日は、ミツバチだけを放出して受粉をさせています。
マルハナバチは、盗蜜と言ってミツバチの巣に行き蜜を盗もうとします。しかし、今はミツバチの数が
圧倒的に多いので巣の近くまでは行きますが、刺されて死ぬのを恐れて逃げていきます。
ミツバチは、マルハナバチを恐れて入り口に沢山出てきますが、受粉に行かなくなります。
そのために、4日の今日からマルハナバチはいちご狩りハウスに放出しません。
明日、ミツバチの受粉活動が少ないようでしたら、仕方なくマルハナを出そうと思っています。
遅れていた半夜冷の紅ほっぺの出来が完了しそうです。元気の良い株は、出蕾が来週になりそうです。
元気で出蕾が遅れるのは心配ありません。
夜冷処理の紅ほっぺにも次の出蕾が見られます。当館の紅ほっぺは、毎年1番花の出蕾後14〜30日の間に
次の出蕾が見られます。館長は、かってに1.5番花と言って管理しています。
1.5番花が出ると、収穫期間が延び12月末も紅ほっぺは、収穫出来そうです。
半短日夜冷処理の章姫で30日頃に出蕾した花に、ようやく天気が良くなったので八重の花が咲き
始めました。この結果から、良い花が咲くかどうかは出蕾5〜10日前の天候が関係しそうです。
写真1.甲府では約1月遅れの稲刈りが始まりました。
写真2.2日に到着したミツバチの巣(東側)。
写真3.4日に受粉を開始した東側のミツバチ。マルハナの盗蜜に備えて入り口に沢山の
ミツバチがいます。
写真4.2日に届いたミツバチの巣(西側)。
今年は、どちらの巣もハウスの中央で日当たりを良くして暖房機の騒音から話しました。
これで、2〜3月まで長生きしてくれればよいのですが。
写真5.4日の西側のミツバチ。こちらの方が元気が良く沢山受粉に行っているような
気がします。飛んでいるミツバチが写っているように巣箱の周りに沢山のミツバチが
出入りしています。
写真6.短日夜冷処理の紅ほっぺに1.5番花の出蕾が見られます。
上に1番花の蕾と下に1.5番花の蕾。
写真7.受粉を開始したミツバチ。
写真8.ようやく章姫に八重の花が咲きました。その他の品種は八重の花も多いです。