幻のいちご;あかねっ娘(ももいちご)の短日夜冷処理の苗を定植。定植苗の葉欠きの開始。

 いよいよ本格的に寒さが訪れてきたようです。
この時期は、「一雨一度」お言われており、雨が降るたびに温度が下がるそうです。
明日の最低気温は13度と厳しいですね。
今朝の雨で、少し章姫などに葉露が出てきました。活着してきた証拠です。
 今日は、当館の看板娘の短日夜冷処理の苗「あかねっ娘(ももいちご)」を定植しました。
昨年から、ももいちごのご本家徳島県がももいちごの生産を止めたようです。
ただでさえ、入手困難だったももいちごが徳島の撤退により当館だけになり、貴重なイチゴになりました。
あかねっ娘(ももいちご)のジューシーさや甘さや香りは、イチゴ美味しさでは別格でした。
ももいちごのように美味しいイチゴは、栽培が難しく収量も少なく収穫時期も遅いので作れる農家がどんどん
減っていきます。
 短日夜冷処理の章姫に出蕾が3〜10%見られます。
どうも短日夜冷処理の章姫は、すべて花芽分化を起こしている可能性があります。
この出蕾状況から判断すると、館長の出蕾計画10月20日に対して10日ぐらい早そうです。
つまり出蕾時期が、10月7日には累計40%、14日には累計83%ととなり、83%の蕾は早すぎて
除去するようになりそうです。
この予測が的中しないことを祈るだけです。
農作物の収穫時期の難しさを感じています。
 今年の定植苗は、昨年とは少し異なるのがお分かりですか?
今年の新しい画期的な苗取りは、害虫が全くいない苗が確保できました。
従って、いちご狩りハウスに安心して古い葉のある株を定植できました。
 定植後1週間過ぎた苗は、根も出て活着してきたので古い葉を葉欠きします。
これにより、外部から侵入してきたごく一部の害虫が除去されたり、新葉の発生が促進されます。
 26日には佐野農園さんに章姫の苗を届けてきました
紅ほっぺの定植が終わり、章姫の定植中です。
10月5〜10日には、全ての苗の定植が終わります。
 来週は、消毒の指導に行きます。
写真1.章姫に葉露が出てきました。
写真2.短日夜冷処理のあかねっ娘(ももいちご)の定植が完了。
残りの2本は、半短日夜冷処理のあかねっ娘(ももいちご)で来週定植予定。
花芽分化が一番遅い品種です。
写真3.あかねっ娘(ももいちご)の根鉢。アイベリー特有の太い直根が出ています。
今年のあかねっ娘(ももいちご)の地上部はそんなに大きくありませんが、根の量は多いです。
写真4.葉欠き前のアイベリー。
写真5.葉欠き後のアイベリー。
写真6.葉欠き前の紅ほっぺ。
写真7.葉欠き後の紅ほっぺ。
写真8.花芽分化を起こすときは、ランナーが2本同時に出っることが多いです。
どうも短日夜冷処理の章姫は、全て花芽分化を起こしている可能性が高いです。
写真9.佐野農園さんの定植が半分終わりました。
写真10.定植が残り半分となりました。
下に置いてあるのが章姫の苗です。

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