3年前の2014年2月の雪害を顧みる。義援金の皆様もう少しでお礼の品のお届けが完了します。

2月17日〜3月末までは、ご予約の定員に達しました。
毎週月曜日に、その週の日曜日までの追加ご予約をお受けします。
ご希望のお客様は、メールにてお申し込みください。
ご予約をお受けできないこともありますので、ご了承ください。
3月に関しては、2月末から3月上旬に追加ご予約を行う予定です。
2月18日と2月19日の追加ご予約の受付は終了しました。
追加ご予約を多数お受けしましたが、追加ご予約をお受けできなかったお客様には、
大変申し訳ありませんでした。
今日と明日は温かい一日になりそうです。
半月後には温かい春が来ることを毎日祈っています。
3年前の2014年2月14日から15日にかけて山梨では、過去最高の積雪50Cmに対して
1.2mの積雪があり、農業用のハウスが山梨をはじめ関東一円で倒壊しました。
この3年間は、ただひたすらに再建から復興を目指して脇芽も触れずに頑張ってきました。
過去を振り返る余裕など一度もありませんでした。
しかし、この異常気象による悲惨な体験を館長の記憶に鮮明に残し忘れないように3年前の
状況をブログに書きました。
その節は、解体費の補助金やハウスの再建の補助金を頂き、皆様に感謝しております。
当館は、再建費用が約7百万円とその他に収入を失うという大きな痛手を受けました。
一時は、館長も引退をしようかと思いましたが、お客様の温かい励ましのお言葉と義援金に励まされて
補助金の内容が決まらない2月末には、どこの農家よりも再建を決意しました。
その結果関東で一番早くハウスの再建を果たしました。
4月からの消費税の値上げで4月末まで材料が抑えられて入手出来ず、、ハウスの材料がようやく
5月に入手できました。
2014年7月にいちご狩りハウスが完成し、12月に再開できました。
12月には、お世話になった業者の皆さんやボランティアに来てくれた皆さんや、義援金でご支援くださった
お客様おご招待して再建感謝祭を行いました。
2015年6月ににようやく親株ハウスと育苗ハウスが完成。
2016年から育苗ハウス・親株ハウス・いちご狩りハウスの全てが完成し復興に向けて頑張っております。
再建にあたり、多数の皆様から義援金を募り経営経費を確保できたことをお礼申し上げます。
義援金に関して3年をかけて返還させていただいており、今年が3年目で返還が終わります。
現在のところ、返還状況は7割ぐらい終わっておりますが、まだ3割ぐらい残っております。
遅れているお客様には大変申し訳ありませんが、もう少しお時間をください。
写真1.15日の朝、仲間の農家から次々とハウスが倒壊していると悲鳴が聞こえてきた。
館長のハウスは他の農家より頑丈に作ってあるので、よもや倒壊しているとは思いませんでした。
30分かけてハウスが見える場所に来ると、屋根がつぶれているのが見えた。
それから必死に雪をかき分けてハウスにたどりついたのが1時間後でした。
ひん曲がったドアをこじ開けて中に入ると、悲惨な状況が目に飛び込む。
脱サラして14年間、脇芽も降らず「安全で美味しいイチゴ作り」を目指してきましたこと自体が
否定されたような気がしました。
今写真を見るたびに涙が出てくる。
最初は、倒壊しているハウスが危険であると聞いていたので、皆危険な場所には
足を踏みいれませんでしたが、1年間収入がなくなることから少しでもイチゴを販売したい
一心で、だんだん危険な奥へと入っていきました。
英子社長は、ヘルメットをかぶり危険を顧みず先頭に立ってイチゴの収穫をしてくれました。
一番お金になる贈答用のイチゴの販売を館長のブログを通じて、沢山のお客さんに
呼びかけました。常連さんをはじめ沢山のお客様からご注文を頂きました。
しかし、一般道をはじめ高速道路が動き始めたのは、3~4日過ぎてからでした。
その間は、なすすべもありませんでした。
館長の記憶では、数百万円のイチゴが販売できてうれしかったことを覚えています。
小粒のイチゴはパックにして、役場の会議室をお借りして販売し、傷ついたイチゴは、
ジャムを作り、再建を応援してくださる皆さんにお礼としてお配りしました。
さらに、長期的に販売できるドライイチゴを作りましたが、手がかかるうえ
設備的にも能力がないので、あきらめました。
3月3日には、なじみの解体屋さんが、他の仕事を遅らせてきてくれました。
その日も、雪が降り厳しい寒さでしたが皆さん当館のために休まず2週間で解体が
終わりました。
高所恐怖症の館長が恐る恐る屋根に上ると予想以上の被害に驚きました。
屋根が解体されると、イチゴの悲惨な姿が浮き出てきました。
何故、このイチゴさん達を救えなかったか悔しくて夜も寝むれない日が続く。
屋根の解体が終わ入り、ふと空を見るとハウスの中心から美しい富士山が見えました。
それから6月までハウスが完成するまで、寒く吹きっさらしの青天井の中で再建作業を
続けました。
解体が終わると再建を応援したいというお客様の声が多数あり、ボランティアを
募り、安全な作業に限定して再建を進めました。
解体したベットから栽培用の培地(ヤシ殻)を無駄に捨てないように3000袋に小分けして
一時的に保管して、ベットが完成して元に戻しました。
この作業は手数が勝負なので、ボランティアの皆さんのお力をお借り出来て大変助かりました。
そんなさなか、孫の光咲も再建に協力しようと何度もいちご園に足を運んでくれました。
黙々と掃き掃除をしている孫を見ていると、家族のきずなを感じると同時に再建への
勇気が湧いてくる日々でした。
館長は、当館の再建のボランティアに来てくれた「白秋郷」の鶏舎の解体の応援に行きました。
このように皆で助け合う気持ちが自然に出てきました。
8月には育苗ハウスの解体を開始。
暖房設備のないハウスでしたので、倒壊の状況は、最悪でした。

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