いちご狩りハウスの定植が半分終わりました。「短日夜冷処理」の紅ほっぺの苗を定植。

 9月と10月は、イチゴの栽培において多忙な時期である。
しかし、国民の祝日が増えてきて困っている。
今日も、「短日夜冷処理」の紅ほっぺの定植で出勤可能なパートさんの協力を得て行った。
22日の休みの日の出勤も検討している。
 今年ほど暖かい9月は、館長の記憶にはありません。
9月20日を過ぎても最低気温が20度を下回らない。
このままでは、イチゴは当分秋を感じづ、花芽分化を起こさないでしょう。
万一、イチゴが花芽分化を起こす可能性は「この長い秋雨」の雨から秋を感じたときでしょう。
このため、「短日夜冷処理」の定植にも非常に気を使う。
例年は、「短日夜冷処理」で花芽分化が起きていなくても、9月20日以降の涼しい気温で
イチゴの苗は、秋を感じて花芽分化を起こします。
しかし、今年の最低気温が暖かすぎるので花芽分化が起きていない「短日夜冷処理」の苗や花芽分化の途中の
ステージ苗は、花芽分化が大きく遅れてしまいます。
 章姫は、14日の実態顕微鏡で花芽分化を確認できたので、それを信じて15日と16日に定植しました。
「短日夜冷処理」の紅ほっぺの苗は、章姫から遅れること5日あれば、花芽分化を起こしていると判断して、
本日19日に定植しました。
 しかし、花芽分化が遅い「アスカルビー」・「アイベリー」・「ホワイトレディー」・「あかねっ娘(ももいちご)」は
個性が強く花芽分化の時期は、まちまちです。
今年は、この4種類の花芽を自分たちで確認でき次第定植する予定です。
 「半短日夜冷処理」の苗は、花芽分化を確認することと、定植予定の9月末の最低気温を見ながら
定植日を決める予定です。
写真1.定植した「短日夜冷処理」の紅ほっぺ。章姫より太い直根を出しています。
苗の大きさから、もっと太い根が出ていると推定していたが、予想より少なかった。
写真2.定植が完了した「短日夜冷処理」の紅ほっぺ。このように茎が太くて大きな苗を
定植したのは、初めてです。苗が大きすぎて栄養成長から生殖成長に切り替わり
花芽分化を起こしているか、少々心配である。
写真3.イチゴ狩りハウスの半分の定植が完了しました。
ようやく、イチゴ狩りハウスの中がミドリ色になってきました。
写真4.花芽分化の調査に欠かせない実態顕微鏡。安い実態顕微鏡を購入したので、
易いLEDを購入して光不足をカバーしています。

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