イチゴの挿し木の苗取りが完了しました。

 
 先週から始めた、挿し木の苗取りが終わりました。
7月は、館長が1年の内で一番神経を使う作業です。
この苗取りの出来栄えが、来シーズンのイチゴの出来栄えを6〜8割がた決めます。
特に異常気象の年ほど苗の出来栄えが、その年の収穫量に関係します。
館長は、残留農薬ゼロや大きくて美味しいイチゴの収穫をこれまで目指してきました。
館長が究極の目標として、「異常気象に影響されない農業=イチゴの栽培」を目指しています。
2014年の雪害でハウスが全壊して再建までほぼ3年間かかり、「異常気象に影響されないイチゴ栽培」が
中断してしまいました。運の悪いことにこの2年間は、異常気象の連続でイチゴは過去にないほど大不作でした。
異常気象による不作に苦しむ2年間でした。
 今年は現在のところ、苗に病気もなく活着率もよく良い苗が採れております。
今回の挿し木の苗の活着率を高めるべく努力しています。
雪害で倒壊したハウスを別の土地に新しくハウスを作りました。
新しいハウスの良い点や悪い点が段々わかってきました。
悪い点は、事前に対策したり、その都度改善しながら苗取りを進めました。
7月12日に挿し木した章姫。
挿し木の苗その物の質があまりよくなかったので、活着率は90パーセント前後になりそうです。
新しい親株ハウスは、東西棟のため、従来の南北棟との違いがあり、苗の出来栄えに南側と
北側で異なりました。その他様々な改善点が良い結果を生んだり、悪影響を及ぼしました。
来シーズンの課題がたくさん見えました。
挿し木後8日間で太陽を沢山当てたり、散水量を減らしたりしています。
赤ちゃんでいえば、「離乳食」に当たります。
 今日からは、親株の手入れをしておきます。
万一苗が病気で不良になったときに、9月に再度苗を採れるようにしておきます。
8種類全体で1万本ぐらいの苗は、取れます。
来シーズンの親株は、10月に採ります。 
写真1.写真ではよく見えますが、活着していない章姫の苗が10パーセントぐらいありそうです。
写真2.今週挿し木したかおり野。今年のかおり野は、苗の質もよく
活着率もよさそうです。手前の緑色のポットがかおり野。
写真4.今週挿し木したアスカルビー。苗の質が良くなく、活着率が心配。
銀色とオレンジ色が、アスカルビー。
写真5.昨日挿し木した紅ほっぺ。苗の質は良く活着率も良くなりそうです。

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