イチゴの章姫に2番の出蕾が見え始めました。例年より2週間早いです!

土曜日と日曜日は、館長のブログをお読みください
 今朝も寒さがまし、最低気温は5〜6度ぐらいまで下がってきました。
朝6時にハウスに来ると9〜10度ぐらいで、寒く感じるようになりました。
そろそろ、10度を下回るときは暖房を入れる準備を始めます。
 花芽分化による出蕾は、1番花の出蕾が終わり始め2番花の出蕾が始まりました。
1番花の出蕾に関しては、当館を含め多方面のいちご園の状況をまとめると、
苗の大きさや定植時期などにより、大半は例年より出蕾が早くなり、
一部は、遅くなったり、変わらなかったりで館長をはじめ、皆さん戸惑っておられます。
 当館に関しては、例年より2週間早くなりあわてて定植を早めました。
2週間早く出蕾した花約4割は、収穫をあきらめて蕾を除去しました。
今年の収穫のスタートは、例年より4割近く減収になるとあきらめていたところ、
不思議なことに、2番花の出蕾が、11月2日に例年より10日近く早く来ました。
11月2日頃の花は、12月末からお正月に収穫が期待できるので、館長も一安心。
 夜温は例年並みの寒さですが、昼間の温度は例年より高く感じています。
このため、イチゴの株の生育状況は例年になく良い状態になってきました。
特にイチゴの株の1枚1枚の葉が、この1〜2週間で大きくなりました。
 当館の出蕾状況
単位

 
10月5日
10月13日
10月19日
10月26日
11月2日
無処理
52
4
3
10
10
短日夜冷
13
18
43
20
3
半短日夜冷
10
27
17
30
10
もも
3
2
3
6
17
合計
21
15
21
12
13
1.9月上旬に定植した無処理の株は、栄養成長に入り出蕾を停止していましたが、
  26日から章姫は出蕾を再開してきました。紅ほっぺは、株が大きくなりすぎて
  生殖成長にはいれず、未だ出蕾を停止しています。11月9日頃には出蕾を再開
  するかもしれません。
2.短日夜令処理は、出蕾が97%終わりました。2番の出蕾は、11月9日以降になりそうです。
3.半短日夜令処理は、8割近くが1番花の出蕾を終え、2番花は2割近く出蕾を開始しています。
  2番花の出蕾が例年より早いのは、定植時の小さな株の状態で出蕾を迎えたので、
  2番を早く出したのでしょう。
4.あかねっ娘(ももいちご)は、ようやく出蕾を迎えています。例年通り株により出蕾時期が
  バラバラです。11月9日には、全体の6割の出蕾になってほしいです。
  あかねっ娘(ももいちご)の出蕾が終わらないうちは、暖房・温湯・炭酸ガス・葉面散布などの
  栄養成長を招きやすい手法は使えません。
  栽培手法は使えません。
写真1.順路1の章姫。
写真2.順路1の章姫を横から撮影。撮影後葉欠きをしました。
写真3.順路2の紅ほっぺ・かおり野・アスカルビー・ホワイトレディー。
かおり野やアスカルビーは、2番の出来が先週から始まっています。
ホワイトレディーは、出蕾がおそいく大半が出蕾をしていません。
お正月のいちご狩りには、ホワイトレディーが間に合わないでしょう。
写真4.かおり野・アスカルビー・ホワイトレディー。
それぞれが大きくなり、手入れや管理が異なるので大変です。
写真5.お土産エリアのかおり野。この1週間で葉が大きくなりました。
写真6.無処理の紅ほっぺ。大きくなりすぎて出蕾が止まっています。
写真6.無処理の紅ほっぺは、葉が多すぎるので、葉欠きをしました。
これで少しは栄養成長が減速されるでしょう。
写真7.1本も出蕾ををしていない、無処理のホワイトレディー。
写真8.出蕾が3割で株ごとにばらつくあかねっ娘(ももいちご)。
夜令処理と半夜令処理が同時に出蕾しています。
写真9.10月15日に導入したミツバチさん達が受粉活動をしなかったので、
10月31日にマルハナバチと追加のミツバチさん達を入れました。
26日から30日までは、人間が毎日2時間受粉をしました。
あまり元気のないマルハナバチでした。
現在品不足らしいです・・・・。
写真10.31日導入した追加のミツバチさん達は、その日の午後から
猛烈な勢いで、受粉活動を開始。同じミツバチ屋さんのミツバチです
個体差がありました。
マルハナバチが、ミツバチの巣に蜜を盗みに行くので、ミツバチの巣箱の
入り口には、兵隊蜂がマルハナバチの侵入を防止するために防衛していました。
蜜を盗みに来たマルハナバチは、ミツバチに刺されて死んでしまいます。

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