あの手この手で、苗を確保していちご狩り園の定植を完了させました!
土曜日と日曜日は、館長のブログをお読みください。
3月上旬の雪害の状況
14日の停電事故で、短日夜冷処理の苗の8000本を失いました。
館長が丹精込めて育ててきた8000株の大半を失い、今シーズンのいちご狩りを
どのように立て直すかが緊急の課題でした。
2月の雪害に続き、絶望と落胆の数日でしたが、雪害であきらめないで
再建を目指したことに比べれば、苗を補充して定植することは、難しい事ではありません。
でもこの10日間は、心身ともに大変でした。
今年は、昨年より2週間以上寒さが早く訪れているので、イチゴの花芽分化も
例年より2週間は早まりそうなので苗が不足する中、定植を25日までに終わらせることが
急務でした。
15日から休日返上で、使えそうな苗を定植しましたが定植した苗の7割が使えないことが
1週間で分かりました。
せっかく定植した苗の約5000本を泣く泣く抜いて処分しました。
苗を抜いて、土を追加してもう一度定植することは、予想以上に手間と時間が
かかりました。
15日から本日25日まで、館長が持っていた予備苗と購入した苗を駆使して
ようやく定植が完了しました。
運が良かったことは、雪害で今年開園できないいちご園が多いためか、不足した苗の
入手がすぐに出来たことです。
あかねっ娘(ももいちご)とアイベリーの苗は販売していないので、自家苗で
補うしかありません。
本日の定植完了で、12月からのいちご狩りと通販は無事迎えられそうです。
しかし、不足した苗を補うために小さな苗を使ったり、購入した軟弱苗を使用したので
12月の収穫までにイチゴの苗を大きくしなければなりません。
とにかく、いちご狩り園に全ての苗の定植が完了して、こんなに嬉しいことはありません。
いちご狩りハウスの保温カーテンが完了しました。
この保温カーテンは、LS10と言い、日本最高の保温カーテンです。
写真1.いちご狩りハウスの保温カーテンが完成。今日は雨の予報が晴れて
いちご狩りハウスの中は、保温カーテンを閉めて取り付け作業をしたので、
45度と高温になりイチゴも人間もグッタリでした。
写真2.破損していた温湯が修復できました。
写真3.順路1の章姫。大苗から小苗まで様々な大きさです。
12月までに小苗を大きくしますが、出来ないときは摘花します。
写真4.順路2の紅ほっぺ・アスカルビー・かなみひめ・かおり野・さちのか。
雪害の影響で、2段ベットが出来なくなり、全て1段ベットになりました。
多品種のいちご狩りが難しくなりました。
日本初の方法で順路2には、5種類の品種が定植してあります。
写真5.9月10日に定植した無処理の章姫。
もう十分大きくなっています。
写真6.お土産とケーキ用イチゴの紅ほっぺ。
今年は、花芽分化が早いので12月末には、一時的にケーキ用イチゴが
不足するかもしれません。
写真7.何とか苗の数量を確保したアイベリー。
写真8.苗の確保に最も苦労したあかねっ娘(ももいちご)。
写真9.高温障害の苗を定植した章姫のエリア。7割を植えなおしました。
まだ、完全に復活していません。