定植苗の2回目の葉欠きと生物農薬の散布

8日、9日の天気。最高気温34度。残暑厳しいと言うよりは、真夏に逆戻り!雲も入道雲である。いちご狩りハウスの中が42度と暑い中、8日は普通苗の2回目の葉を欠きました。1回目は、難しいので館長が先週の土、日の2日をかけて古いダニのいる葉を欠きました。2回目は、全員で葉欠きしたので半日で終了しました。全員で葉欠きを行うと、若干不具合が出ますが、館長の仕事が減り楽になります。しかし当館の従業員は、優秀なので色々な作業を毎年マスターしてきてくれております。定植した苗も、ところどころ不具合が見つかりましたが、全員で手直しをしました。(昨年までは、館長が一人で手直ししておりました。)自分たちで手直しする事により、皆のレベルがまた向上します。
前も書きましたように、当館の目標は”最高品質に挑戦!”です。この目標を達成するには館長一人の力では無理です。従業員全員の作業レベルの高さが必要になります。そうすれば、館長はもっと高いレベルの技術を勉強、研究でき、さらに高品質のイチゴの収穫が可能になります。写真1は、42度と暑い中全員で葉欠き作業をしています。写真2は、1週間で20Cmも伸びたランナーをとります。写真3は、古い葉を取り除いたイチゴの株です。花芽がでた株は、このように1枚の葉だけになるのもあります。(もう活着しているので、1枚の葉にしても問題ありません。)写真4は、花芽が付き花が咲いています(狂い咲き)。残念ですが、取り除きます。もし実をならすと負担が大きくてイチゴの株が一人前に大きくなれなくて、皆様がいちご狩りに来られた時に、この株小さな実しかたべれません。
写真5は、取り除いたイチゴの葉です。この葉を館長が一枚一枚ルーペで害虫がいないか調べます。写真6は、枯れたあかねっ娘(ももいちご)の写真。今回の普通苗は、約1万本定植して、あかねっ娘(ももいちご)が2本、あかしゃのみつこが1本枯れました。写真7は、枯れたあかねっ娘(ももいちご)の根の写真。白い根が多数出ています。植え方の問題ではなく、おそらくタンソ病で枯れたのでしょう。あかねっ娘(ももいちご)は、タンソ病に弱いので、皆あまり作りたがりません。定植後は、上部から散水しないので、他のイチゴの株に伝染する心配はありません。5時から〜10時まで生物農薬の散布。(粘着くんは、葉の裏にべったり吹きつけないと効果が無いので化学農薬より時間がかかります)。生物農薬の内容。粘着くん(ダニとアブラムシ)、ボトピカ(うどんこ病)、バイオトラスト(タンソ病とうどんこ病)、葉面散布剤(アミノ酸他)。9日は、山梨市のいちごランドの中島さんのところに行きました。中島さんにいちごの苗(委託生産)を頼まれて、1日に約8千本の苗をお渡ししました。アフターサービスで、定植した苗の出来栄えを指導してきました。若干手直し可能な不具合がありましたが、全体的には良好な状況です。最後に遮光カーテンを開けることと、葉欠きをすることをお薦めしました。

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定植苗の2回目の葉欠きと生物農薬の散布” に対して2件のコメントがあります。

  1. 大好評 より:

    大好評

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  2. グルメ 岐阜

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