いちご狩り園の再建へのスタートは、除雪でした。数々の応援のお電話やメールやコメントありがとうございます。
今シーズンは、雪によるハウス倒壊により、
断腸の思いで、いちご狩り園を閉園しました。
今朝は、運の悪いことに今年最高の寒さで、マイナス5.7度でした。
このため、ハウスに積もって残っている雪がほとんど氷、解けにくくなりました。
今日も沢山の皆様から、励ましのお言葉を頂き嬉しく
思うのと、勇気を頂いております。
特に嬉しかったのは、当館のお客様で、10年間ほぼ毎日、館長にメールを送ってくれた、
難病と闘っているOさんから、激励のお電話を頂いたことです。
今、館長が一番合いたい人です。
来シーズン再建への道の第一歩を踏み出しました。
まだスタートしたばかりでが、これからは
乗り越えなければならない難しい課題が山ほどあります。
しかし、今は目先の、一歩一歩自分が出来ることをしていくしかありません。
当面は、愚直に再建をめざし従業員全員で頑張ります。
まずは、いちご狩りハウスへの道に積もった51Cmの除雪です。
田んぼの中の道は、市の除雪車も手が回りません。
とにかく、いちご狩りハウスに車で行けるようにしないと、
何もできません。
ハウスの出入り口は、雪で傾き開け閉めがなかなか出来ませんが、
無理やりこじ開ける。
電気は、200ボルトが漏電により死んでいます。
電気屋さんも、なかなか来てくれませんし、
来ても倒れたハウスでは、復旧は難しいかもしれません。
とりあえず、水は自宅から持参、トイレの水は、川の水をくみ上げて
使っています。
幸い、100ボルトは、生きているのでポットや電子レンジが使え、助かります。
50Cm雪が残っている80mの道の除雪に、6人で半日以上かかる。
雪の上の作業は、足が冷たいので大変で、自宅を含め3日連続の
除雪には、筋肉痛と疲労が溜まる。
来シーズンの親株を、いちご狩りハウスの安全な場所(完全に倒壊しにくい
場所)に移動する。
この親株が無くなれば、来シーズンの再建は、不可能です。
4日間親株の苗に水を与えていないので、土が乾いてしまって可哀そうです。
200ボルトが使えないので、ポンプが動かず苗に水を与えることが出来ません。
明日は、自宅のそばに残った夜冷ハウスに、親株を運び水を与えたり、
夜は苗を暖房できるようにします。
そのためには、明日自宅前の道の除雪をしなければ苗を運び込めません。
最高の出来栄えのあかねっ娘(ももいちご)を各自家に持ち帰る。
こんなに大きくて沢山のあかねっ娘(ももいちご)を食べれるのは、
開園以来初めてです。
地方発送をしたいのですが、山梨の県外への道は全て通行止めのため、
クロネコさんは、動けません。
ようやくいちご狩りハウスの傾きが止まりました。
これで、少しは、安全になりました。
いちご狩りハウス内は、必ず2人で動き、万一に備えます。
1.入り口左。傾きが止まる。
2.入り口右の作業場。こちらは傾きが少ないので、
安全に仕事が出来そうです。
3.ハウス奥の北側。傾きが一番おおきく、
ベットにぶつかって倒れが止まっています。
4.中央のセンター通路のパイプは、人が通れないぐらい倒れました。
もう、これ以上倒れないでしょう。
5.いちご狩りハウスの次に、大切な館長のモットー「最高品質に挑戦」が
床に落ちているので、大切に保管しました。
6.51Cm雪が積もっているハウスへの80Mの道。
この除雪には、途方もない労力が必要です。
7.除雪が終わり、4日ぶりにいちご狩りハウスに車で行けるようになりました。
除雪を行うには、雪が凍っている方が塊が大きく、早いです。
この道の右側の小川に雪を捨てれば、除雪が楽です。
8.たわわに実っている大きなあかねっ娘(ももいちご)。
過去最高の出来栄えです。通行止めで、皆様にお届けできないのが悔しい。
この可愛い形と早く食べてくださいと、そっくり返ったヘタ。
9.こんなに大きくそろったあかねっ娘(ももいちご)は、過去最高の出来栄えです。
生まれて初めて、一度にこんなに沢山ももいちごを食べれます(笑い)。
大変なことになっていて、言葉がみつかりません。危険をともなう作業、気をつけてください。
メールありがとう。
勿論、危険な作業は頼まれてもしませんよ!
今は、ただひたすらに再建に向かって進むつもりです。
今年は、もう会えませんが、お母様に宜しくお伝えください。