山梨・いちご狩りハウスに天敵(スパイデックスとスパイカル)を放出。

山梨県のいちご狩り天気は、晴れ。 最高気温は8度。最低気温はマイナス4.4度。日の出6時54分。日の入り16時41分。 12月30日までご予約の定員に達しましたので、大変申し訳ありませんが、30日までのご予約をお受けできません。 大変申し訳ありませんが、あかねっ娘(ももいちご)の収穫が遅れているので、いちご狩りのお客様は、1月中旬頃まで、あかねっ娘(ももいちご)が食べれないことのほうが多いので、ご了解ください。 今年の当館のイチゴは、例年より甘みがあまり感じられないようです。糖度はあるのですが、深みを出す為に酸味を若干強くしたために、逆に甘さが強く感じられないようになっているようです。 明日から、栽培条件を2〜3点、変更しようと思います。効果が出てくるのには、1〜2週間はかかるでしょう。 毎年、より美味しいイチゴの栽培を目指して、栽培条件を変えていますが、今回は良い方向に向かっていないかもしれません。 今年は、天敵を放出して、害虫を駆除することに再挑戦いたします。最近の2年間は、天敵に頼らずに粘着くんの散布でダニの増殖を抑えて化学農薬を使用しないようにしておりました。 この結果、毎年1月末から2月上旬にダニが発生してきて、毎週粘着くんを散布していました。毎週粘着くんを散布するとイチゴの葉に呼吸困難や何かしらのストレスが加わっているようです。 このために、成り疲れを起こしているような気がします。 出来るだけ、粘着くんの散布を遅らせるために、今年から天敵を放出するテストを再度試みます。 従来の天敵の放出と異なるのは、ダニを確実に補食する「スパイデックス」とダニや花粉を食べる「スパイカル」を同時に放出します。 今までは、ダニが発生している時は、「スパイデックス」。ダニの発生が認められないときや、極少ないときは、「スパイカル」を使用していました。 つまり、両方同時に放出すれば、どちらかが適切に働く事と、両方の何らかの相乗効果を期待しての作戦です。 館長も新しい、無農薬への道を切り開きたいので、アリスタライフサイエンス(株)の光畑さんのご提案に賛同しました。 1.スパイカル(オランダから輸入)   害虫のダニやダニの卵を食べますが、補食に対してやや消極的。どちらも無い時は花粉などを食べて生きて生けます。 いわゆる、ダニが少ない時の待ちうけタイプの天敵。 1本500ccに5000匹入って約18000円前後。最近は、スパイカルの餌さダニが入っているので、元気なスパイカルが供給されます。しかし、値段が高くなりました。 5〜6年前に館長がダニの数を数えた時、2000匹居なかったのですが、餌さダニにより確実にスパイカルが入っているようです。 2.スパイデックス(オランダから輸入)  害虫のダニやダニの卵を積極的に食べます。ダニがいないと他に食べるものが無いので、死滅してしまいます。こちらには、餌さダニは入っていません。 1本250ccに2000匹入って約6000円前後。 3.「スパイカル」も「スパイデックス」も、一反(1000mm2)に各1本を使うのが良いそうです。従って当館は3反で、58000円プラス18000円の費用となります。今回は、アリスタライフサイエンス(株)さんのキャンペーン中のため「スパイデックス」は、セット料金で無料です。 当館のイチゴには、館長や穴山君や従業員や農薬屋さんが調べても、ダニが居るようには見えません。 しかし、どこかに生きているはずですので、この天敵君達の活躍でダニの増殖を抑えて、3月頃まで粘着くんを使用しないようにしたい。 写真1は、購入した「スパイカル」と「スパイデックス」 写真2は、一振りで出てくる「スパイカル」の数量を確認。平均的に天敵をいちご狩りハウスに放出するのがコツです。 写真3は、葉の上に放出した天敵。見えているのは木の屑で、天敵は小さくて見えません(見るには、視力1.0が必要)。 写真4は、入り口に貼った「アリスタさんのポスター」このポスターが貼ってあれば、少しは化学農薬を使用しない努力をしている農家さんです。静岡県では、約7割近くのイチゴ農家さんが、大なり小なり、天敵を活用されているそうです。 今や天敵や粘着くんを使っていないイチゴ農家は、時代かも?  

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