いちご狩りハウスのイチゴの株の除去が完了!日光消毒開始!
山梨県のいちご狩り天気は曇り。 最高気温は25度。最低気温は14度。日の出4時32分。日の入り18時54分。 二万株の定植には一週間もかかるのに、イチゴの株の除去は僅か2日で完了しました。 よくお客様に”まだ大きな実が沢山収穫できて、花も咲いているのに、何故閉園するのですか?”と聞かれます。 病害虫の発生を抑える為には、生物農薬から化学農薬に切り換えないとなりません。9ヶ月も化学農薬を使用していないので、今更化学農薬を使用する気にはなりません。 イチゴの株の除去を急ぐ理由は、いちご狩りハウスの中から病害虫をイチゴの株と一緒に除去することです。当館の病害虫のダニやうどんこ病は極、僅かですが、気温が高くなっているので放置しておくと急増してしまいます。 イチゴの株を除去した後は、マルチを取り除きいちご狩りハウス全体を日光消毒します。 この作業により、病害虫がいちご狩りハウスに住み込むことも少なくなり、来シーズンの無農薬もスムーズに入れます。 親株の病害虫駆除やいちご狩りハウスの病害虫の駆除と、もう来シーズンの無農薬への挑戦が始まっているのです。 病害虫が住み付いたハウスは、病害虫を駆除するのが難しくなります。 写真1は、順路2の二段ベットのイチゴの株の除去が終わりました。二段ベットの上段のイチゴの株の除去は高い所にあるので、作業が大変です。心臓より高いところに長い時間、手を上げるのは、辛い作業です。 写真2は、白いマルチを取り外した順路1の一段ベット。マルチを取り除くことにより、病害虫が日光消毒から隠れるところがなくなります。ベットを乾燥させることにより、様々な菌も死滅できます。 写真3は、イチゴを根元で折って除去しました。イチゴの株の残った断面です。イチゴの根は、深く伸びているので、抜くことはできません。ベットを一度乾燥させた後に、水を張り熱湯消毒と共に根を腐食させます。腐食した根は、8月に手で除去します。 写真4は、イチゴの花の受粉に貢献したクロマルハナバチ(日本マルハナバチ)は、いちご狩りハウスの中で死滅させます。 昨年は、自宅に持ち帰り自然に帰しましたが、日本マルハナバチでも、自然のバランスを崩壊させてしまうそうです。 可哀そうですが、ルール通り、死滅させることにしました。トマト屋さんに差し上げようと思ったのですが、この寒さでまだ花が咲いていないとのことで、諦めました。 沢山働いてくれたのに、ごめんなさい! 写真5は、日曜日から沢山の人が来られてイチゴを採りましたが、もう赤くなっていました。アイベリーのジェラートで食べたりジャム用のイチゴとしてあげました。