来シーズンのイチゴの出来栄えの半分はこの時期で決まります!

最高気温度29度、最低気温24度後日の出4時49分、日の入り18時55分。
 イチゴ栽培の難しさは、親株を植えて苗採りをするところまでをいれると、約14〜15ヶ月かかります。色々な農作物が有りますが、イチゴが一番栽培期間が長いです。これは、イチゴが種で増殖するのではなく、親株からランナーを通して子供を採るところにあります。
 大半のいちご園の皆さんは、5月にイチゴの収穫が終わると、茄子などの野菜や桃やぶどうなどの果物の栽培を行います。
 この時期苗採りに専任出来ないのが実情です。
 しかし、この時期の苗採りの出来栄えや、イチゴの苗床の準備、促成栽培処理などは、来シーズンのイチゴの出来栄えの半分以上の影響を与えます。
 このため、暑い夏でもがんばって作業をしないと後で後悔することになります。
 当館は幸いイチゴの栽培しかしていないので、館長もイチゴの栽培に専念できます。
 写真1は、遮光カーテンを一枚減らしたA棟北とB棟北の章姫。少し上から撮影したので、苗の大きさの差がよく分かります。
 写真2は、イチゴの培地(ヤシ殻)のベット。この8年間は培地の天地返しを行ってきたが、作業時間がかかる上、作業も重労働の為この作業の廃止をテストします。古い培地の上に新しい培地を載せる方式です。
 写真3は、左側がスモモ、右が南アルプスの桃です。このスモモは、糖度が17度と高く甘酸っぱく美味しい。
 今年の桃の収入は、例年の6割ぐらいだそうです。この雨で桃が柔らかくなりすぎるそうです。農業の厳しさを感じます。

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