来シーズンのいちご狩り用の苗採りが始まりました。
最高気温度27度、最低気温23度日の出4時37分、日の入り19時04分。
来シーズンのいちご狩りの苗採りが始まりました。昨シーズンは、苗採りの時期が珍しく最高気温が35度を越す猛暑日の連続でした。
その結果、苗採り活着率が著しく低下して大変困りました。長野県ではタンソ病が多発して皆さん大変困っておられました。
今年は、35度の最高気温でも活着率が低下しない作業方法や新しいマイクロバブル技術の導入でリベンジしたいとおいます。
しかし、今日の天気は曇りで、最高気温27度低く最高の苗採り日和となりました。ここ数年苗採りのときに曇ったり雨が降ったりと言うことはありませんでした。
写真1は、苗採りの準備をする女性陣。ランアーを切り取り、葉を3枚から2枚にしたりして、挿し木しやすい形状に仕上げます。
写真2は、切り取った苗をベンレートで消毒してタンソ病の菌を駆除します。ベンレートが濃すぎると、苗の根が発根しにくくなりますので、濃度や浸漬時間にはご注意ください。
写真3は、あかねっ娘(ももいちご)の大苗と中苗の挿し木が完了した、C棟の育苗ハウス。今年は苗の大きさが揃っており、発根状況も良く今日の天気でしたら、99パーセントはかっちゃくするでしょう。
写真4は、あかねっ娘(ももいちご)の小苗の挿し木が完了したD棟の育苗ハウス。かなり小さくて発根もしていない苗も使ったので、活着率は90パーセント前後でしょう。やはり、今年の天候の影響でしょうか、館長の計画より300本苗採り数が少なくなりました。その分は、活着率でカバーできそうです。
写真5は、苗採りが終わったあかねっ娘(ももいちご)の親株。万一今回の苗がタンソ病で全滅した時のことを考えて、これから葉欠きをして親株を復活させます。まるで、ランナーがざる側のように見えます。