今シーズンの無農薬栽培と病害虫の発生状況

最高気温度9度、最低気温1度
館長は、洗わないで食べるいちご狩りだからこそ、イチゴの安全・安心の残留農薬ゼロに拘ります。
 無農薬栽培に挑戦して、今年で6年目になりました。その間、無農薬の定義も変って来ています。これは、ありとあらゆる農作物を一つのモノサシで測ろうとすることに無理が有るのではないかと思います。
 たとえば、葉を食べる野菜、根を食べる野菜、実を食べる果物と栽培期間の長さなどにより、それぞれ化学農薬の付着や吸収量及び残留量が異なります。
 これら様々なの農産物の無農薬の定義を一律に決めようとすると栽培期間中は化学農薬を使用しないと言う、漠然とした定義になってしまいます。
 館長は、農産物の残留農薬を検査して残留農薬がゼロであれば、無農薬と定義すれば良いのではと素人ながら思います。そうすれば、簡単に無農薬の検査も出来て混乱もなくなるでしょう。
 2年前からポジティブリスト制が導入されて、残留農薬の検査が比較的安く出きるようになりました。
 館長は、4年前に育苗期間から化学農薬を使用しない栽培を実施しました。しかし、この年はたまたまタンソ病が発生しませんでしたが、ここ数年、タンソ病が各地で発生しております。今年は、今まで涼しいため比較的タンソ病が出なかった長野県でも、温暖化の影響で高温になりタンソ病が拡大してきております。
 館長の持論は、育苗期間中に化学農薬を使用しないで、タンソ病が発生すると言う大きなリスクを犯すことは避けて、定植後化学農薬を使用しないでお客様が召し上がるイチゴには化学農薬が残らない栽培(残留農薬ゼロ)を目指しております。
 今年で残留農薬の検査は3回目になります。自費で残留農薬を検査して、安全・安心なイチゴをご提供しようと思います。勿論、検査結果は2年連続残留農薬がゼロです。
 昨シーズンは9月の定植からいちご園の閉園までの9ヶ月間化学農薬を使用しないで、残留農薬ゼロのイチゴをご提供できました。
 今年も閉園の5月まで化学農薬を使用しないで残留農薬ゼロのイチゴをご提供出きるよう、頑張りたいと思います。 昨年は、化学農薬を使用しない代わりに、生物農薬の散布回数や手間がかかりました。
 今年は、昨年の実績と経験を生かして、病害虫に対して新たに種々の対策を実施しました。これにより、低コストの無農薬(残留農薬ゼロ)を達成したいと思っております。
 
 現在までの病害虫の発生状況:
1.ダニは、10月4日までの粘着くんと天敵のスパイカルEXにより完全に駆除しました。(残っている可能性は充分にあります)。
 2.アブラムシは、完全に駆除しました。今年はいぇんじょうのネットを防鳥ネットからアブラムシが侵入出来ない防虫ネット(0.8mmの網目)に変更したので万全です。今日の情報では、近所の農園でアブラムシが発生して困っているようです)。
  
 3.オオタバコガの幼虫 今年も3週間前から発生しています。昨日も手で12匹駆除しました。今年は、トアロを散布しましたが、あまり駆除に効果がありません。
 4.うどんこ病親株や育苗期間中から今日まで、うどんこ病の発生は見られず。
 5、芽枯細菌病が11月に発生。化学農薬を使用しない弊害か?いちご狩りハウス内を乾燥させるように改善。
 6、オンシツコナジラミも発生は無し。
写真1は、オオタバコガに食べられたイチゴの葉。館長の可愛いイチゴの葉をこんなに食べてしまいました。憎きオオタバコガの幼虫。
 今日も半日、オオタバコガの幼虫を探して駆除していました。
 写真2は、オオタバコガの幼虫に新芽が食べられそうになりました。もう少し食べられると、成長点が無くなりこのイチゴは死んでしまいます。

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今シーズンの無農薬栽培と病害虫の発生状況” に対して2件のコメントがあります。

  1. はじめまして
    私は山梨県甲府市で建築の設計事務所をしております吉野と申します
    今日はYAHOOの「山梨のBLOG」という検索からの訪問です
    無農薬のイチゴ♪
    BLOG、HP確認させて頂きましたが、良いイチゴを作る為に凄い努力ですね!
    これでしたら安心・安全で美味しいイチゴ味わえますね♪
    また、HP・BLOGも作り込んでますね!
    次回も訪問させて頂きたいと思いますので、私のBLOGとHPにリンクさせて頂きます
    勝手なお願いで申し訳なく思いますが、宜しければ相互リンク(HP・BLOG)して頂けると幸いです
    お手数ですが宜しくお願いします

  2. 館長 より:

    コメントありがとうございます。
    吉野様も素晴らしいHPとBLOGをお持ちですね。ブログには色々なことが書かれており感心しました。専門的なことBLOGに書くことにより、色々な方から賛同を得られると思います。相互リンクについては、了解しました。

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