害虫バスターズ参上!病害虫との戦い開始!

山梨の天気。最高気温21度、最低気温14度
 定植が完了して、いよいよ憎き害虫との闘い開始です。今年は、天候のせいか親株や苗の時に病害虫の発生が少なかった。
 無農薬・残留農薬ゼロに挑戦して今年で5年目になります。毎年挑戦しては、3月から4月に病害虫に負けっぱなし。今年こそ、5月まで無農薬・残留農薬ゼロを達成したい。今年も新しい秘策を用意して挑戦!頑張るぞ!
 昨年は粘着くん(生物農薬)を動噴で散布してダニやアブラムシを駆除した。しかし最後の一匹が駆除できずに2月頃からダニが発生してきた。この対策として、アルバイトを一月雇い粘着くんを手で散布してダニを絶滅した。
 ちなみみ一昨年はダニの発生箇所に動噴で粘着くんを散布したがダニを絶滅出来なかった。
 そこで今年は、館長が毎週、動噴で粘着くんを散布してダニや害虫を駆除する。
さらに、全員で粘着くんを葉裏一枚一枚のに手散布してダニとアブラムシの壊滅を図ることにしました。これが館長の用意した秘策です。膨大な手間がかかります。しかし、これぐらい手間をかけないと病害虫には勝てない。イチゴの株は約2万株有ります。葉の枚数にして10万枚の葉裏に手で粘着くんを散布するのに約一週間かかりました。完全を期するために10日間隔で3回実施する予定です。
 これは、ダニの卵には、粘着くんが効果が無いためです。現在のダニの卵が孵化して成虫になって卵を産む前に粘着くんで殺してしまう。
 ダニの不思議。ダニは雌雄同体で一匹でも卵を産んで増殖します。
 一方、アブラムシは目で見えるので発見はしやすいです。昔は手でつぶしていました(笑い)。今は粘着くんを散布して駆除しますが、アブラムシはダニより強く発生箇所に3〜4回散布しないと絶滅できません。
 粘着くんの殺ダニ・アブラムシのメカニズム。ダニやアブラムシには呼吸をする気門があります。粘着くんの成分はデンプンです。この粘度の高いデンプンがダニやアブラムシの気門に入ると呼吸が出来なくなり死滅するのです。人間ではお年寄りがオモチやコンニャクを食べてのどに詰まり死亡されるのと同じ原理です。昔館長はデンプンで動けなくなって死滅するのかと思っていました(笑い)。
 うどんこ病には、タフパールとボトピカと言う生物農薬を散布して対応します。
 タフパールは、うどんこ病の菌を自然界に存在する別の菌で捕食させるのです。この菌は大食漢ではないので、うどんこ病の菌が極微量な時しか効果がありません。館長は、この効果をあまり信じておりませんが、わらにもすがる思いで使用しております。
 ボトピカは、自然界に存在する菌をイチゴの葉の裏に繁殖させ(陣地を取る)、後からうどんこ病の菌イチゴの葉の裏に来ても繁殖するエリア(陣地)が無く繁殖できなくします。
 オオタバコガやヨトウムシが発生すると、トアロを散布します。トアロの菌を葉と一緒に食べると、オオタバコガやヨトウムシは、腸に穴が明いたり、食欲減退で死滅します。
 12月には、念には念を入れてスパイカルと言うダニを食べてしまう益虫を2万匹投入する予定です。
 写真1は、粘着くんを葉裏一枚一枚に手散布しているところです。生物農薬は、化学農薬と異なり抵抗背性が出なく何回使用しても効果が継続できる。4リッターのタンクとノズルを持つ姿がバスターズに似ています。

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