館長のうるるん旅紀行2日目(5月22日)

台湾の天気時々。最高気温35度ぐらい。写真は、全てクリックすると大きくなります。
台湾及びリー・ウォンツオンさん達のイチゴ栽培の課題。
栽培品種は、どうも”さちのか”らしい。さちのかは、台湾に一番あっている品種かもしれない。欠点は、収穫収量が少ないこと。
1.温暖化の影響か、イチゴの収穫量が減っている。
2.新しいイチゴ栽培技術の習得。
3.一回目の収穫でで大きな実が収穫できない。
4.教えてくれる人がいない。
リー・ウォンツウォンさんは、お母さんの老後の面倒を見るために都会の会社を辞めて山に戻りました。幸い台湾は、温泉ブームなどの観光が盛んになってきています。そこで、民宿を立ち上げると同時にイチゴ栽培を始める事にしました。この地域は、苗栗県と言いイチゴ栽培が台湾の最大産地となっています。リーさんは、原住民で台湾の中ではあまり優遇されない立場にあります。(台湾には、元から住んでいる人や、中国大陸から移住した人など色々な民族があるそうです)。日本でも同じですが、古い農家の人が新しく参入する農家をあまり援助・指導したがりません。そのような状況の中、りーさんの熱意に館長が感動してイチゴ栽培の立ち上げをお手伝いする事にしました。1年間メールのやり取りをしましたが、やはり現地の気候風土や培土の良否などを館長の肌で感じて指導しないと失敗します。そこで、今回思い切ってリーさんの栽培する台湾に出向きました。館長が台湾に出向く事を連絡した時は、イチゴ栽培の皆さんは、驚かれたそうです。
22日は、ウォンツオンさんの観光農園と親株の畑及びコウさんの観光農園と親株を見学する。
朝耳慣れない鳥の声(ルル・・・・)で目が覚める。早速民宿(写真2)の写真と周りの景色(写真1)の写真を撮影。またウォンツオンさんは、彫刻の名人で民宿の中のいたるところに自作の彫刻(写真3)が沢山ありました。ちなみに、台北の空港の中にも別の人の同じような彫刻が沢山展示してありました。テラスに大岩桐と言う綺麗な花が咲いていました。葉を挿し木にすると増えるそうです。
ウォンツオンさんの観光農園(写真4は、観光農園の入り口の写真)。こちらのいちご狩りは、食べるのではなく、摘み取った分のみ購入します。1Kgで日本円で1300円ぐらいです。一人約1.2Kgぐらい摘み取るそうです。昨年当館に来られて、写真のような高設養液栽培設備を、発泡スチロールの型をおこして作られたようです(写真5)。二段ベットは、おそらく台湾では、リーさんが始めてでしょう。培土は、土とヤシ殻を混ぜ合わせた物です。土は粘土質で固くしまっていました。培土の改良が必要。実採り苗の植え方も改善を要す。肥料の給液時間、回数などの技術面も課題。
写真6は、コウさんのいちご狩り園。山の頂上(海抜約8〜9百メータ)にあり、車で約30分かかります。涼しいのでこちらでは、コウさんが一番美味しいイチゴを作っているそうです。コウさんのお父様は、もう何十年もイチゴを栽培されているそうです。写真7の中央のお父様は、山梨の当館にも視察に来られました。写真8は、コウさんのベットの写真で、テスト的に栽培。もう肥料を送っていないので、小粒のイチゴしか有りませんでした。コさんの親株の畑。肥料とミカンキイロアザミウマの害虫対策をすれば、5月まで収穫が可能と思った。
午後は、ウォンツオンさんの親株の畑に行く。親株が枯れていくとのことで、親株の生育状況を調査。台湾は雨足が強いので親株のクラウンが土に埋もれていた。このため親株の枯れが多発している。早速クラウンが外に出るように土を除去する。土も痩せていて肥料が少ないので、館長が持っていったコーティング肥料を株元に入れる。写真9は、親株のクラウンが土に埋もれている写真。写真10は、全員で作業中の写真。
夜は、皆さんのご好意でもっと山奥の温泉に行く。山奥の温泉とホテル。一箇所の温泉にホテルが1〜3軒ぐらいあります。ホテルの温泉は、水着を着て入る温泉が多いそうです。館長が行った温泉は、日本と同じ水着なしの温泉でした。アルカリ性の温泉らしく、肌がツルツルするような温泉でした。温泉の宿舎に大学生が合宿しており、高さ約20〜30メータのケーブルの上で自衛隊が行うような訓練をしていました。女性もいました。台湾の学生は、よくこのような訓練をするそうです。館長は、高所恐怖症のため、お金をもらってもこんな訓練はしたくない(笑い)。
昼食は、近くの虹鱒レストランで食べる。
昼食のメニュー
1.粟の中に豚肉が入っている。この山の郷土料理で、美味しい。
2.いわゆるマーボ豆腐。台湾は、ケッコウ豆腐料理が多い。
3.ワラビをゆでた物。日本のワラビほど粘りが少なく、シャキシャキして美味しい。
4.虹鱒のマリネ。さっぱりしていて美味しい。骨が採っていないのが、少し難あり。
5.日本で言う入り卵みたいなもの。あまり好きではない。
夕食は、昨日と同じように民宿で食べる。夜遅くまでイチゴ栽培の話で盛り上がる。行くまでは、夜暇で困るのではと思っていたが、毎日イチゴ栽培の話と歓迎会で暇など無かった。
夕食のメニュー
1.左が揚げ豆腐と高菜の煮たもの。真ん中が定番の、豚の角煮。美味しいが脂っこいので沢山食べれない。右が魚の煮付け。ぶりみたいな魚だが、あまりアブラは乗っていない。
2.鶏肉のスープ。鶏肉がさっぱりしているが、スープは味が濃い。
3.サラダ。台湾の野菜は、水分が多く柔らかくて美味しい。ドレッシングも和風にオイルが入ったような感じで、非常に美味しかった。特に肉料理が多いのでサラダを食べないと食が進まない。
4.白い野菜は、日本では食べない物らしいですが、あまり味はありません。もしかしたらマコモに似ているかもしれません。イカの煮たのも入っています。これは、薄味でした。
5.デザートは、勿論マンゴーと台湾バナナ。マンゴーは、非常に甘くて美味しい。こんなに甘いマンゴーは、初めて食べました。
6.現在はスイカが旬です。値段も安く皆さん沢山食べるそうです。スイカの生ジュースも美味しい。

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