短日夜冷処理の章姫の定植開始。「半短日夜冷処理」の冷房装置稼働開始。

 今日は、今シーズンの記録すべき大きな出来事が二つあります。
1.「短日夜冷処理」の章姫の定植。
2.「半短日夜冷処理」のスタート。
「短日夜冷処理」の章姫は、昨日実態顕微鏡で調査の結果、花芽分化が起きていたので定植を開始しました。
今年の「短日夜冷処理」の章姫の苗の出来栄えは、自分でいうのも変ですが、最高の出来栄えです。
1.ガッチリした太い苗に仕上げり。2.すべての苗の大きさが揃っている。(定植できない小苗は、0.4パーセント)
3.根鉢がしっかりして、太い直根も出ている。
あまりにも良すぎて、栄養成長から生殖成長に切り替わり花芽分化起きているように見えない。
10月15日頃に出蕾が見られるまで心配である。
 「半短日夜冷処理」は、例年外気温が下がり自然に花芽分化が起きる時期に、強制的に冷房をかけ
全ての苗が均一的に花芽分化を起こすように利用しています。
今年の9月は、未だ最低気温が20度を下回らないような温かさである。
9月上旬に定植された苗は、おそらく花芽分化が大幅に遅れて、年内の収穫は難しいでしょう。
当館の「短日夜冷処理」の残り4割は、15日から冷房うぃかけ「半短日夜冷処理」を開始しました。
この暖かさでは、冷房をかけるのが遅すぎたかもしれません。
写真1.育苗ハウスからイチゴ狩りハウスの運ばれる「短日夜冷処理」の章姫。
例年以上に大きく、がっちりした苗です。
写真2.一般的に使用されている7.5Cmポットの章姫と当館の9Cmポットの章姫の
苗の比較をしてみました。
右が当館の苗。左側が一般的な苗。
この大きさの苗で、花芽分化を迎えられれば、定植1か月後に大きな花が咲き、2月後には大きな実が収穫できます。
写真3.章姫の根鉢。太い直根が出ています。
写真4.全員で章姫の定植をしています。
列ごとに担当を決め責任を持ちます。定植の上手・下手で、出蕾までの1か月間で4〜5日出てしまいます。
今年は、新人3人のため、スピードより正確性を重視しました。
写真5.「短日夜冷処理」の章姫の半分が終わりました。
イチゴ狩りハウスに緑の苗が定植されると、イチゴ狩りハウスに魂が入ったような気がします。
まだ定植されていないベットには、9月28日頃「半短日夜冷処理」の章姫が定植されます。
写真6.定植後章姫の茎が傾いています。根鉢を崩さないほど茎の傾きや萎れが少ないです。
今年の苗は、根鉢がよくできているので、明日の朝には茎が垂直に戻ります。
写真7.「半短日夜冷処理」を開始しました。
こちらの苗も出来栄えがよく、太くがっちりした苗です。
正面にあるのが、通常事務所などに使用されるエアコンです。
20度以下にすると、チラーが凍ってしまいます。(笑い)。
写真8.外はまだ5時なので明るいです。
写真9.エアコンのりらーの部分が、20度を下回ると凍結してしまいます。
凍結しないように、簡潔運転をします。

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