12月から2月までの栽培結果と3月〜5月までの収穫予測
山梨県のいちご狩り天気は、晴れ。最高気温は11度。最低気温は、マイナス1度。日の出5時58分。日の入り17時53分。 甲府の天気予報は、こちら。中央道の道路情報は、こちら。 3月12日から3月16日までの追加ご予約の受付を終了しました。大変申し訳ありませんが、3月17日〜4月10日までのご予約の受付を一時停止します。 今年の寒さほど、いちごに影を与えた年は、過去にないでしょう。この4〜50年ぶりの寒さによるイチゴへの影響は、人間が推測する範囲を超えているため、先の収穫状況を予測するのが非常に難しいです。 当館は、約1か月前にご予約が入るので、ご予約のコントロールを間違うとお客様に大変ご迷惑をおかけしてしまいます。 館長が発生時期や収穫量を過去の経験で予測するも、ことごとく外れてしまいました。 万一間違えたときは、「自然相手の難しさ」とご理解いただけるようお願い申し上げます。 館長が、いちごの生育異常に気が付いたのは、1月上旬でした。 それからは、寒さによる生育遅れなどの対策を随時実施してきました。それなりの対策の効果が得られ、例年より収穫量は2〜3割少ないものの、ほぼ例年と同じような大粒のイチゴが収穫できました。 しかし、ついに当館もいちごになり疲れと思われる現象が出てきて、3月中旬からイチゴの粒も小粒になり収穫量が大幅に減少しそうです。 収穫量が少ない分、お客様のご予約の人数を減らしてきました。 しかし、厳密には、どの時期にどれぐらいの、ご予約が受け付けられるかの予測が難しくました。 理由は、品種ごとに影響の度合いが異なったり、定植時期やイチゴの株の出来栄えで、粒の大きさや収穫量がバラバラなためです。 もしかすると、3月24日と25日頃のご予約のお客様にはご迷惑をおかけするやもしれません。 何としても、お客様にご満足いただける状況を確保するように館長は、検討しています。 対策が出来ないときは、1〜2日中に、ご予約されたお客様にご連絡申し上げます。 寒さによるいちごの影響度合い。1.品種により、影響度合いが異なる。 〇出蕾が止まる。(休眠状態に戻ったか?) 〇生育がとまり、株が大きくならない。(寒さによるわい化?) 〇不受精果が増える。(実の奇形が出る) 〇実が大きくならない。 〇テレビなどでは、「とちおとめ」や「あまおう」の被害大。 〇章姫は、小粒と収穫遅れ。2.定植時期と苗の出来栄えにより影響度合いが異なる。 〇大苗ほど影響が少なく、影響が遅れて出る。 〇小苗ほど影響が大きく、影響が早く出る。 〇日照不測の場所ほど影響が大きい。 〇温度が低いところほど影響大。 〇定植が遅いほど、異常に収穫時期が遅れる。 〇芯止まりの株が例年より多い。3.ミツバチが長生きしない。(マルハナバチに切り替え)。 〇寒さの影響でミツバチの活動がよくない。 〇ミツバチが早く死ぬ(寄生するダニかもしれないが?)4.被害の発生時期と回復時期 〇小苗の場合は、1月から2月に発生し、3月から回復傾向。 〇大苗は、3月から発生し、回復が4月中旬になると推測。5.館長の推定原因(勝手な推測です。信頼性は低い)。 〇12月の寒さにより生育が止まった。 〇12月の寒さにより休眠状態に戻った。 〇12月〜2月までの寒さにより、転流(蕾や実や自分への栄養配分)が、うまくできなかった 〇一部地域では、雪や雨による温度と日照不足。 〇花粉の稔性の低下とミツバチの活動不足。6.甲府の昨年と今年の温度比較 〇一番温度差が大きいのは、12月の寒さです。 〇2月も昨年より寒いが、昨年が例年より暖かかった。 〇2年連続1月が一番寒くなっている。
12月
1月
2月
2011年度
1.62
-3.55
-0.21
2012年度
-0.17
-3.12
-1.17
-1.79
0.43
-0.96