21世紀塾主催の”第22回いちごセミナー”に参加して来ました。
最高気温度24度、最低気温20度後日の出4時27分、日の入り19時03分。
第22回いちごセミナー”に参加して来ました。この回に参加してかれこれ6年12回ぐらいになります。
山梨のいちご栽培の仲間を誘って参加しているのですが、今では当館を含めていちご園藤田さん、石和いちご館青柳さん、新海ファームさん、白州いちご館ハラさんだけになってしまいました。
この有意義な会を開催してくれる”サギサカ”には毎回感謝しております。もっとこのような会が増えると日本の農業も技術的に向上すると思いました。
1.いちごの受粉作業におけるクロマルハナバチの利用について。
講師;アリスタライフサイエンスIPM推進本部 吉留隆章様
今シーズンからミツバチが入手できないので、クロマルハナバチを使用しました。来シーズンから本格的にクロマルハナバチを利用しなければならないので、色々な使用技術や疑問点を質問して勉強して来ました。
ボタニガードの効果的な使用法についても、教えていただきました。
いちごの花粉か少ないと、クロマルハナバチの幼虫を間引くそうです。自然界は、子孫を守るためにむごいことをするものですね!
2.メリクロン苗を利用した新しい採苗方法
講師:(株)ベルディ 代表取締役社長 水谷 朱美様
日本のいちごは、海外に比べていちご栽培者が苗作りから生産まで全てをしなければなりません。
今回(株)ベルディさんが生産者の省力化を検討した苗作りを考案されました。こんご更なる省力化の推進をお願いしたい物です。
水谷様、社長就任おめでとうございます。この交代は、お父様がお亡くなりになったのではと心配しましたが、お元気なときの世代交代とお聞きして安心いたしました。
館長も水谷様には色々ご指導いただきました。ベルディさんの工場も見学させていただきましたよ。
3.章姫の育苗における技術目標を考える。
講師;萩原 貞夫様
親株の肥料の量による芯止まりについての見解は新しい考え方でしたが、館長も納得のいく説明でした。
その他、苗採りから育苗までの基本的なお話も、日本の重要さを思い出す良い勉強でした。
葉欠き(摘葉)が重要である。館長の考えが正しいことが証明されて嬉しい。
今シーズンのいちごの出来栄えについての評価と、原因について質問させていただきました。このような失敗を防ぐ方法については、17字からの懇親会で教えていただきました。
4.Jリーグクラブチームに学ぶ販売戦略
講師;(株)エスパルス後方室長 うまごえ 尚子様
5.17時から講師の先生方やいちご栽培仲間との懇親会
写真1は、クロマルハナバチの巣の中が見えるようになっていました。
右上は、黒い色のクロマルハナバチの雌。右下に黄色トラ模様は、オスのクロマルハナバチ。女王蜂が年を取って卵が生めなくなるのが近くなるとメスの働き蜂が必要なくなるので、オスの蜂を生むそうです。
オスは、巣に戻らないし働きもしないそうです。例外もいるそうです。