短日夜冷処理のイチゴの出蕾時期が、見えてきました。ほぼ計画通りです!

 ようやく、秋の気配が定着してきたようですね。
短日夜冷処理のイチゴの出蕾時期が見えてきました。
どの品種も館長の計画通り出蕾が始まっています。
 無処理栽培は、その年の花芽分化の時期を予測してイチゴの苗を定植します。
定植は、花芽分化までに十分大きくなるような時期を選び定植。
花芽分化時期までに苗が小さいと早く花芽分化が起こり小さな実しか収穫できません。
苗が大きくなりすぎると、花芽分化が遅れて収穫時期が遅れてしまいます。
このため、収穫時期はその年により早かったり遅かったりします。
近年は温暖化により秋の訪れが遅れて12月末の収穫が1月中旬にずれ込んでいます。
 短日夜冷処理は、出蕾時期を計画的に決められて、収穫時期も早くしたり遅くしたり決められます。
難しいのは、短日夜冷処理で希望の時期に花芽分化を起こさせること。
さらには、定植してから出蕾までの期間が30日しかないので、この30日間に全ての技術を投入して
イチゴの苗を出来るだけ大きくします。
大きく出来れば出来るほど、大きな実が収穫できます。
しかし、この30日間の天候が良くないとイチゴの株が大きくならないので、大変です。
今年は、まさに日照不足で困っています。
これから咲く花の花びらの枚数で大きな実が収穫できるかわかります。
イチゴの花びらは、5枚から8枚が普通です。
いわゆる八重の花が咲けば、大きな実が期待出来て最高です。
どんな花が咲くか不安でもあり楽しみです。
 月曜日には、全ての品種の出蕾を先週と同じように調査して、収穫時期を予測します。
蕾が見えてきたサラダイチゴ。
あかねっ娘(ももいちご)も出蕾が少し見えてきました。
お客様のご都合で遅れていた苗の出荷が終わりました。
東京に行きます。
順路1の章姫。全体的に大きくなりました。
順路2の紅ほっぺ・かおり野・アスカルビー・ホワイトレディー
 真ん中が半短日夜冷処理の章姫・両サイドが短日夜冷処理の章姫。
同じ大きさに見えますが、半短日夜冷処理の章姫は、まだまだクラウンも細く小さいです。
お土産のかおり野。大きくても3割ぐらい出蕾し、残りは11月7日までには出蕾するでしょう。
左側が、お土産用の紅ほっぺ。十分クラウンが太くなりました。
 右側が短日夜冷処理のアイベリー。半分ぐらい出蕾しています。
こんなに出蕾時期がそろうのは、初めてです。
左は、2週間遅れの半短日夜冷処理のアイベリー。
 いまだ1本も出蕾が見えないホワイトレディー。
左が短日夜冷処理のあかねっ娘(ももいちご)。少し出蕾が見えました。

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